みなさま、こんにちは!
フジックスホーム・インテリアコーディネーターの金田です。
前回に続き、「カーテン」のお話です。
https://fujix-kk.net/blog/846/
今回は、具体的なカーテン選びのポイントをお伝えいたします(^^)
カーテン選びの一番のポイントは、「インテリアのテイストを決める」ことです。
カーテンを含むウインドウトリートメントはテイストで選び、そのテイストの中で色をまとめていきます(^-^)b
テイストは、テーマやコンセプトと言い換えられるかと思います。
例えば、ナチュラル、北欧、西海岸、ビンテージ、和風など。
まずはこのあたりが思い浮かぶ方も多いかと思いますが、こんなものではありません!
南欧、プレーリー、エスニック、カントリー、コンテンポラリー、バロック、トライバルアンティーク……と、まだまだあります。
「和風テイスト」と一口にいっても、数寄屋、町家、古民家、昭和レトロ、大正ロマン、擬洋風などがあり、多すぎて迷ってしまうかもしれませんが、必ず自分好みのテイストが見つかるはずです。
“心地よい”と思うテイストを選び、家ごと、または空間ごとに統一するとセンス良くまとまりますので、まずは、好きなテイストを探すところから始めてみてください。
次に、色の選び方についてです。
色は、「色相」「彩度」「明度」と呼ばれる3つの要素が合わさってできています。
「色相」は、赤・オレンジ・黄・緑・青・紫のような色味の違いを表すもの。
色相を環状に配置したものを「色相環」といい、隣り合う色を「類似色」、相対する位置にある色を「補色」と呼びます。
色相環は色選びのいいヒントになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
そして「彩度」は色の鮮やかさ、「明度」は色の明るさを表します。
よく「色のトーンをあわせる」などと言いますが、トーンとは、この彩度と明度を複合した概念のことです。
色相環で補色の位置(相対する位置)にある色同士でも、トーンを揃えるとセンス良くまとまります。
たとえば、リビングのテイストを、シャビーシックでナチュラルで落ち着いた空間にしたいという場合。(壁と天井は白、床はホワイトオーク)
「くすみ系」のライトグレイッシュトーンの表色系を選びます。
カーテンはライトグレイッシュトーンのブルー系で、クッションは同じくライトグレイッシュトーンのイエロー系で、という感じです。
少し遊び心を加えたいという場合は…
ルール1:色相をまとめたら、トーンを離す
(=同系色でまとめて、明るさや鮮やかさに差をつける)
ルール2:色相を離したら、トーンをまとめる
(=さまざまな色を使うなら、明るさや鮮やかさを揃える)
これが、簡単に統一と変化のバランスを取る方法です。
ぜひ、覚えておいてくださいね♪
次回は、部屋の用途にあわせたカーテンの選び方をご紹介します!