みなさま、こんにちは!
フジックスホーム 代表の藤川です。
コロナ禍において、何かと「換気」が話題になりました。
今日は、そんな換気のお話です。
約20年前、すべての建築物に「24時間換気システム」の設置が義務付けられました。
そのため、現在は、新築住宅すべてに換気システムが設置されていますが、着目いただきたいのはその種類です。
24時間換気は第1種換気・第2種換気・第3種換気といった種類に分けられ、戸建て住宅では第1種もしくは第3種が多く使われています。
第1種換気は、給気・排気ともに機械(ファン)を使って換気を行うもの。狙った場所から空気を取り込み、狙った場所から空気を出すことで、計画的かつ効率的に換気ができるのがメリットです。
第3種換気は、機械を使って排気を行う一方で、給気については別に設けた給気口から外気が自然に入ってくるままに任せるシステムです。第1種に比べ、電気代などのコストを抑えられるのが第3種のメリットといえるでしょう。
また、「熱交換」ができるのも第1種の特徴です。
熱交換換気は、夏場の熱い外気や冬場の冷たい外気を室内の温度に近い状態にして空気を入れ替えるシステムのこと。熱交換型の第1種換気を採用することで、換気による室内の温度変化を抑えられ、快適かつ光熱費削減にもつながります。
さらに、熱だけを交換する「顕熱交換型」と、熱だけでなく湿度も一緒に交換して調整する「全熱交換型」がありますが、フジックスホームでは後者の全熱交換型を標準採用しています。
今のところ、一般家庭では第3種が多く採用されていますが、注意いただきたいのが「高気密・高断熱の家×第3種換気」の組み合わせです。なぜなら、魔法瓶に小さい穴がいくつも開いているのと同じ状態をつくってしまうからです。せっかくお金をかけて気密性の高い家にしても、その恩恵が半減してしまいます。
また、高気密・高断熱の家×全熱交換型第1種換気の組み合わせでも、完璧な状態とはいえません。たとえば、その弱点の一つがレンジフードです。
一般的なレンジフードは、第3種換気と同様に、ファンによって排気を行い、給気口から給気を確保します。そのため、換気扇の使用中だけではあるものの、穴の開いた魔法瓶状態になってしまうのです。
さらに、気密性の高い住宅の場合、給気が十分に得られないことによって室内と外の気圧に差が生まれてしまい、吸い込み不良や扉の開閉に支障が出るなどの不具合も発生しかねません。
フジックスホームではそのような不具合を避けるべく、排気と給気を同時に行う同時給排気型のレンジフードを標準採用しています。
家づくりの際には、住宅性能のレベルと換気システムの種類に加え、レンジフードの種類についてもあわせて確認されることをおすすめします。
住宅性能と換気システムの関係性についてもっと詳しく知りたい方は、ホームページよりお気軽に資料請求をお願いいたします(^o^)/
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