みなさま、こんにちは!
フジックスホーム インテリアコーディネーターの金田です。
前回は、バリアフリー住宅とは何を指すのか?また、バリアフリーとユニバーサルデザインとの違いとは?というお話をさせていただきました。(https://fujix-kk.net/blog/911/)
今日は、実際にバリアフリー住宅を建てるメリットについてご紹介いたします。
新築で家を建てるとき、バリアフリーに配慮した設計を行うことで得られるメリットのひとつは、リフォーム代を節約できるということです。
まだお若いみなさんにとっては想像しがたいことかもしれませんが、誰しも必ず年を取ります。
そのときになってリフォームするか、最初からそのときに備えてバリアフリーにしておくか?この選択は、決して他人事ではありません。
実際に、家庭内での不慮の事故による死亡者は多く、2015年の総務省調べによると、交通事故死を2倍も上回っているのだとか。
そんな不慮の事故死の中でも特に多いのが、溺死や転倒転落によるものです。
このような事故を未然に防ぐためには、断熱に配慮して各部屋の温度差をなくし、ヒートショックのリスクを軽減すること、浴槽や浴室内、通路、廊下などに手すりを取り付けること、さらには、床を滑りにくくする、段差をなくすなどの対策を各所に施しておくことが非常に大切です。
今はユニバーサルデザインが主流となっているため、バリアフリー設計の住宅は高齢者や障がい者の方だけに特化したものではなく、誰が住んでも生活しやすいシステムと設備になっています。
自分たちも将来、車いすの生活になるかもしれないし、両親を介護する生活になるかもしれない。
誰もが暮らしやすいバリアフリー住宅にしておくことで、きっと将来、「建ててよかった」と思えるはずです。
次回は、場所ごとのバリアフリーについて詳しくご紹介していきます!