みなさま、こんにちは!
フジックスホーム 代表の藤川です。
フジックスホームが建築を手がけているお家について、その様子を一部始終お伝えする「家づくり実況レポート」。
今回は、H.K様邸の基礎工事の様子をお届けします!
H.K様邸をはじめ、フジックスホームでは基礎工事に『一発打ち(一体打ち)』という工法を採用しています。
一般的に、住宅の基礎をつくる場合に採用されているのは、2回にわけてコンクリートを打つ『2回打ち』です。1回目は、ベース部分、そして次に、立ち上がりの部分。何日かあけて、順番にコンクリートを打っていきます。
それに対し、ベースから立ち上がり部分まで1回でつくることを「一発打ち」というのですが、1回でコンクリートを打ったほうが基礎が一体になって強度が上がるように思いませんか?
実は、その通りです。
2回に分けることによって、どうしても、ベースと立ち上がりの部分に継ぎ目ができてしまいます。そこからシロアリや雨水が侵入したり、外周部の土が継ぎ目より上にきた場合に基礎内部に水が入ってしまったり…。
<一発打ちの基礎(当社)>
<2回打ちの基礎(他社)>
ではなぜ、2回に分けて打つのが一般的なのか?
その理由は簡単です。技術的に難しいからですw(°0°)w
コンクリートを流し込む型のことを「型枠」と呼びますが、外回りの型枠は地面に固定できるのに対し、内部の型枠は空中に浮かせて固定させる必要があり、ここが非常に難しいのです。
この問題がクリアできないために、多くの会社で2回打ちが採用されています。本当は一発打ちが良いとわかっていてもできない、というのが現状なのです。
住宅会社を選ばれる際、もし可能であれば基礎工事について尋ねてみてください。
2回打ちだから絶対ダメというわけではなく、コンクリートを打ち継ぐ場所さえ間違えなければ極端に強度が落ちるわけではありませんが、回答の仕方次第でその会社の姿勢が見えてくると思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
H.K様邸の建築レポートはまだまだ続きます。どうぞお楽しみに♪