みなさま、こんにちは!
フジックスホームの藤川です。
特に、子育て世帯からご要望の多い「リビング階段」。
当社では、90%以上のお家でリビング階段が採用されています。
リビング階段とはその名の通り、リビングに階段を設ける間取りこと。
ひと昔前までは、玄関を上がった廊下(ホール)に階段がある間取りが多かったのですが、最近ではリビング階段が主流になりつつあります。
リビング階段の大きなメリットは、家族の外出や帰宅を把握しやすいこと。
たとえば、お子さまが帰宅して2階の自室に上がる際にも必ずリビングを通ることとなるため、「あれ?いつ帰ってきたの??」なんていうことになりません。
また、「見た目にオシャレ」という理由でリビング階段を採用される方も多くいらっしゃいます。デザインにこだわることで、階段も素敵なインテリアの一部として空間を演出してくれます。
先日、完成見学会を開催したK様邸のように、階段下をスタディコーナーにするなど、デッドスペースになりがちな場所を有効活用することも可能です。
一方、廊下階段の場合は、階段をつくるための廊下を確保しなければなりません。階段をつくるだめだけにスペースを割くなんて、もったいないと思いませんか?
間取りをコンパクトにまとめやすいことも、リビング階段のメリットといえるかと思います。
では、リビング階段のデメリットは何でしょうか?
まずは、冷暖房効率の問題です。
ひと昔前までの日本の住宅は気密性・断熱性が低かったために、リビングで温まった空気はリビング階段を通って2階へ、その逆に、2階の冷たい空気がリビングへと下りてきてしまう…といった悩みがつきものでした。
「エアコンの効きが悪くなるのが、リビング階段の最大のデメリット」
これが、通説だったのです。
ただし、今は事情が異なります。
当社が建てているような最新の高性能住宅であれば、そのデメリットを気にする必要はありません。
高気密・高断熱仕様で、高性能な機械換気を導入すれば、家中どこにいても年中快適♪リビング階段でも廊下階段でも、快適さに違いはありません。
また、プライバシーを確保しにくい、1階の音や料理のニオイが2階まで伝わってしまう、スケルトン階段にした場合は階段のホコリが落ちてくる…
などといった点も、リビング階段のデメリットとして考えられています。
しかしこれらについても、動線を考慮した間取りや扉の設置など、お客さまと相談を重ねながら設計することで解消できます。
もちろん、リビング階段と廊下階段のどちらがいいかは、ご家族それぞれで考え方が異なるかと思います。
ぜひ私たちと一緒に、ご家族にぴったりの間取りを考えていきましょう!